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【脳梗塞のリハビリTips vol.21】寝起きに肩の痛み増す方への対処はどうする?

寝る時の肩の痛みに悩まされていませんか?


肩の痛みや違和感によって寝つきが悪かったり、夜間に起きてしまったりすることありませんか。日中に感じる方もいれば夜間の方が痛みを強く感じられる方もいます。


では、寝るときにはどのような姿勢で寝たら肩への負担が少ないかご存じでしょうか?


ズバリ!寝る時に痛みのある側の腕へクッションを敷くことです。


具体的には

①仰向けで寝ます

②痛みがある側の肘の下にクッションを置きます


③肘を30度程曲げます  

④下腹部に掌を置きます


実はこの姿勢は肩関節が安定しやすい位置となっています。三角巾で肩を吊っているときはこの姿勢に近いですね。

横向きやうつ伏せはNGです。何故なら横向き、うつ伏せでは肩関節の適合面が少なくなってしまい、安定性が損なわれてしまいやすいからです。特に横向きに寝てしまい、痛みがある肩が下側になるのは出来るだけ避けるべきです。


しかし、人は寝ている間に何度も寝返りをうちます。

そのため上記の姿勢から崩れることもしばしばあるかと思います。ポイントはお腹の前に掌を置いておくということです。多少ズレても問題ありません。


 今回は、肩の痛みがある方への寝るときの姿勢のポイントを解説しました。お体の状態や寝具も肩関節には影響してきますので、詳細にチェックしたい方はお近くの医療機関、または担当の医師や理学療法士、作業療法士といった専門家にご相談ください。



鈴木彬文
執筆者

鈴木彬文

理学療法士、認定理学療法士(運動器)
前職の総合病院では、整形外科および中枢神経疾患などの幅広い層の患者様にリハビリを提供して参りました。国際学会での発表や論文執筆を通して学んだことを活かし、ご利用者様にお体の状態をわかりやすくお伝えすることを心がけています。

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