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【脳梗塞のリハビリTips vol.12】上着の着替えのポイントは「麻痺側の袖を肩まで通す」

麻痺側の袖を通す際の一手間でその後が楽になります

日常生活の中で衣服を着替えることは必要不可欠であり、朝起きてまず行う活動が更衣の方もいるかと思います。


脳梗塞後遺症により麻痺手が思うように動かせない場合でも、自ら上衣を着る訓練は早期からリハビリテーション病院でも行います。


でも、なかなか上手く着れず、麻痺側の袖を入れることさえ難渋し、さらに着ている最中に麻痺側の袖が抜けてしまうことや麻痺側の肩まで入りきらず悪戦苦闘した経験はないでしょうか?


そのような場合、どのような一手間を加えれば楽に行えるでしょうか?


上着を着ていく行程でのポイントはいくつかありますが、その中でも重要なポイントとして麻痺側の袖を通していく中でしっかり麻痺側の肩まで通す一手間が大切になります。


麻痺側の袖を通し、その後麻痺してない側の袖を通す時に肩まで通していないことで、麻痺側の袖が抜けてしまうことや麻痺側の肩まで通りきらず上着の裾を下ろすことが難しいなどの問題が生じます。


楽に着るため、麻痺側の袖を肩口まで通してから、麻痺していない側を入れていくよう心がけてみましょう。



岩澤 尚人
執筆者

岩澤 尚人

理学療法士
回復期リハビリ病院において10年以上脳卒中患者を中心に経験してきました。立つ、歩くことが困難な状態から、歩行の再獲得までの身体的、及び精神的サポートに加え、装具等の必要な道具のご提案ができることが強みです。より利用者が楽に体が動かせること、歩けることを追及していきます。

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