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【脳梗塞のリハビリTips vol.4】ドスッと座ると危険かも

椅子に座るときに気をつけたいこと

脳梗塞など半身麻痺になると、麻痺側の足だけでなく、麻痺していない足も筋力が落ちると言われています。後方に倒れるように、椅子へ勢いよく座ってしまった結果、骨の脆い方では圧迫骨折など重篤な疾病を患うケースもあります。


では、椅子へ座る時にどのようなことに気をつけたら、優しく上手に座れるでしょうか?


まずはしっかりと足を肩幅に広げ、椅子に座面の先端が膝裏、あるいはふくらはぎに当たる程度まで近づきます。触れていることが確認できたら、しゃがむ準備ができたので、膝を前に出しながらしゃがみ、椅子へ浅く座るように声かけなどすると比較的後ろへ倒れず、優しく座れます。中には視線を椅子の座面へ誘導すると、上半身が曲がりやすくなり、後方へ倒れず座れるケースもあります。


何より大事なのは、慌てて座らないこと、です。以上のことに気をつけて一度試して頂けたらと思います。



藤本修平
執筆者

藤本修平

博士(社会健康医学)/ 理学療法士 / 認定理学療法士(脳卒中)
“脳卒中”の認定理学療法士かつ“健康情報学”の専門家。情報を上手に使いながら利用者様の日常の行動を変えることを得意とし、臨床現場での活動のみならず数々の研究活動・講演活動の経歴を持つ。

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