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練習量が鍵を握る!!脳梗塞発症後の生活課題の解決

今回は、脳卒中発症後のリハビリにおける練習量の重要性についてまとめました。
日本における脳卒中患者は111万5000人[1]といわれております。
また、脳卒中は介護が必要となった原因の第2位となっており、脳卒中による運動機能の低下は日常生活動作の自立度の低下、活動範囲の狭小化、活動量の低下につながる原因となります。そのため、筋力トレーニングや歩行練習、有酸素運動などを含めたリハビリを行うことが重要です[2]。
そこで今回は脳卒中のリハビリにおける練習量の重要性についてお伝えします。

生活期における生活上の課題

要介護者で通所リハビリを利用している場合の生活課題上位5項目


①歩行、移動


②移乗


③姿勢維持


④トイレ動作


⑤趣味や社会活動


活動制限は歩行・移動の制限、日常生活での麻痺手の不使用、ADL制限などを意味します。


リハビリをしていても活動制限の改善が乏しい場合、まずはリハビリの練習量を見直すことも重要です[3]



脳卒中者の活動制限に対するリハビリの練習量

脳卒中リハビリにおいて活動制限の軽減に効果的な練習量は


1回60分以上×4〜5回


が推奨されています。


研究では、訪問リハビリや外来リハビリなどを想定し1回60分×週1〜2回行った場合と比較し,歩行速度や活動範囲,歩行耐久性に中程度の改善があるといわれており,リハビリ内容が同じでも、練習量をより多くすることで活動制限の改善が期待できることが報告されています。[4]


デイケアやデイサービスでは1日1~2時間の体操及び機能訓練を週2~3回行われているところが多いかと思います。 もありますが、施設以外での練習量を増やすため、一度ご自宅でのリハビリの練習量を見直してみてはいかがでしょうか。



まとめ

★活動制限の改善には十分な量のリハビリが必要です。


★AViCでは1回のリハビリ時間や頻度、期間に縛られることなくリハビリを実施することができるため、介護保険サービスと併用することでリハビリ練習量の確保が可能です。


★スタッフは全員理学療法士の資格を持っており、科学的根拠や豊富な臨床経験をもとに活動制限の改善に向けて最適なリハビリを提供いたします。


★施設見学や体験リハビリも可能ですのでご興味ある方は是非一度、下記までご連絡ください。



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出典

[1]厚生労働省:平成29年(2017)年患者調査の概況.https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/index.html


[2]厚生労働省:2019年国民生活基礎調査の概況.https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html


[3]厚生労働省:第141回社会保障審議会介護給付費分科会資料.https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000168709.html


[4]Schneider EJ, et al: Increasing the amount of usual rehabilitation improves activity after stroke: a systematic review. J Physiother 62(4): 182-187, 2016.


堀翔太
執筆者

堀翔太

作業療法士、作業療法学修士
病院では,脳卒中患者とのリハビリの経験が多く,運動麻痺だけでなく,気分の落ち込みや不安といった心理面にも問題を抱えている事例を見てきたため,運動麻痺に加え心理面にも配慮したリハビリを展開できることが強みです。

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