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【脳梗塞のリハビリTips vol.25】 口の中を清潔にして脳卒中後の誤嚥性肺炎の予防

2021.06.28

誤嚥性肺炎の予防には口腔ケアが大切

最近むせることが多くなってきていませんか?口の中に食べ物が残る感じはないですか?脳卒中後には飲み込みにくさを感じることが多いです。


誤嚥性肺炎は飲み込みの失敗で口の中の細菌が誤って気道に入ってしまうことで起こると言われています。誤嚥性肺炎は命にかかわる病気ですので、予防が大切です。


では、どうすれば予防できるのでしょうか?


そのポイントは口の中を綺麗に保つことです。

なぜなら、口の中の細菌を減らすことで気道に入る細菌の数も減らすことができるからです。


では実際に行うときにはどうすれば良いのでしょうか?


まずは介助者が口の中を観察して汚れているところや傷がないか確認します。次に、枕を使って下あごを引き、水分が気管に入らないように注意しましょう。最後に、歯と歯の間や義歯、舌を専用のブラシや補助具を使って綺麗にしていきます。介助者が無理に口の中を綺麗にしようとすると、嫌がられることもあるので、優しく行うように注意しましょう。


いかがだったでしょうか?


誤嚥性肺炎は日々のケアで十分予防できますので、参考にしてみてください。

より詳しく知りたい方は担当の歯科衛生士や言語聴覚士に相談してみてはいかがでしょうか。



荒井 一樹
執筆者

荒井 一樹

理学療法士
回復期リハビリテーション病院、地域包括ケア病棟で主に脳血管疾患、整形外科疾患、内部疾患の患者様に対するリハビリテーション医療に従事してきました。科学的根拠に基づいたリハビリに加え、在宅生活を見据えた支援を行います。

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