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【脳梗塞のリハビリTips vol.23】脳卒中後の肩や肘の疲れは、杖の使い方が影響している?

杖の使い方に問題ありませんか?

「何だか肩がこってしまう、腕が疲れやすい・・・。」 


麻痺していない側の肩や腕に疲れを感じることはないでしょうか? 


その原因の一つとして、”杖への体重のかけ方”が影響しているかもしれません。


杖の使用により、歩く際の足の支えを補助することができ、バランスもとりやすくなります。


しかし、必要以上に杖に体重をかけてしまうと、杖を持っている側の肘がこわばったり、肩が上がってしまうことがあります。杖を持っている間、手〜肩にかけての筋肉は常に力が入っている状態となるため、疲れやすくなってしまうのです。


杖は①体重を支える(持ち手と反対側の足を支える)、②バランスを補助するという2つの役割がありますが、本来は”足の力で支えられない分だけ”、補助する道具として使うことが理想的です。


杖に体重をかけすぎてしまう(腕で体重を支えてしまう)ということは、結果的に、持ち手と反対側(麻痺側)の足に十分に体重をかけられていない可能性があります。自然と持ち手側の足に体重が偏ってしまうため、その足を前に出すことは難しくなってしまい、歩く際の動揺にも繋がってしまう可能性もございます。     


上記のことを踏まえ、”杖に体重をかけすぎないように注意する”ことが大切と考えられます。


もちろん、腕の疲れの原因として、日常生活の中で手を頻繁に使っていることや杖の高さが合っていないことなどによる影響も考えられます。


しかし、無意識に体の使い方が問題となっていることもあるため、今一度、杖への体重のかけ方を意識してみるのはいかがでしょうか?



翔平清水
執筆者

翔平清水

理学療法士
利用者様の声にしっかりと耳を傾け、より良い生活を過ごせるように最大限の関わりをさせていただきます。例え小さな悩みだと感じてもご相談ください。なりたい自分の実現に向けて目標を共有したうえで、リハビリの提案をさせていただきます。

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