リハビリでパーキンソン病者の身体機能は維持される?
2021.08.03
リハビリの対象となる疾患神経難病(パーキンソン病など)
パーキンソン病とは?
パーキンソン病は振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋固縮、姿勢保持障害などを主症状とする病気で、10万人に100人~150人くらいの患者がいると報告されています。
60歳以上では100人に約1人(10万人に1000人)といわれており、近年、人口の高齢化に伴い患者数が増加している疾患といわれています。[1]
パーキンソン病は進行性の神経疾患のため、運動症状や非運動症状の進行とともに筋力や歩行能力といった身体機能が低下してしまうことが多くあります。
パーキンソン病者の長期的リハビリ効果
パーキンソン病者の症状の進行予防や身体機能の維持・向上に向けたリハビリでは歩行トレーニング・バランストレーニング・筋力トレーニング・ストレッチ・有酸素運動などを実施することが推奨されています。[2]
歩行が自立レベルのパーキンソン病者に上記のようなリハビリプログラムを長期的に継続した結果、5年後も歩行速度、筋力、バランス能力が維持されていたという研究報告もあり[3]パーキンソン病者が継続的にリハビリを実施していくことの重要性が伺えるかと思います。
パーキンソン病は病気の進行とともに身体機能低下や日常生活動作が困難となっていくことが多くあります。そのため継続的にリハビリを実施し身体機能低下をいかに防ぐかが重要となります。実際のリハビリ内容は個人のお身体に合ったものを実施していく必要がありますのでパーキンソン病のリハビリや日常生活動作のことでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください。
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