【学術活動】AViCのリハビリを、世界へ発信|国際学会での活動
2025.06.04

2025年5月29日から31日まで、世界理学療法連盟学会(World Physiotherapy Congress)が東京国際フォーラムにて開催されました。
日本での開催は1999年の横浜以来となり、世界各国から5000人を超える多くの理学療法士が参加しました。
その中で、日本の臨床現場を海外の理学療法士に紹介する「クリニカルビジット(Clinical Visit)」という企画が実施され、当施設AViCが見学先の一つとして選定されました。以下に、その様子をご報告いたします。
日本での開催は1999年の横浜以来となり、世界各国から5000人を超える多くの理学療法士が参加しました。
その中で、日本の臨床現場を海外の理学療法士に紹介する「クリニカルビジット(Clinical Visit)」という企画が実施され、当施設AViCが見学先の一つとして選定されました。以下に、その様子をご報告いたします。
AViCの見学と国際交流
AViCでは、2日間にわたりクリニカルビジットの参加者を受け入れました。アジア、ヨーロッパ、アメリカなど、さまざまな国からの理学療法士が参加されました。
参加者の皆様は非常にフレンドリーで、疑問に思ったことや分からない点があれば積極的に質問されていました。その姿勢からは、日頃の臨床での探究心や、学びに対する意欲が強く感じられ、私たちにとっても大変刺激となりました。
興味を持たれたポイント

見学中、参加者が特に関心を持たれていたのは、以下のような点でした:
- 日本の医療制度と保険制度の仕組み
- 日本におけるリハビリテーションの現状
- AViCで提供している自費リハビリサービスの内容
- 日本発のリハビリ機器の導入事例とその効果
また、予定していた進行よりも多くの質問が寄せられ、時間が大幅に延びてしまう場面もありました。それだけ内容への関心が高かったことの表れだと感じています。
学びと気づき
ディスカッションを通じて、日本の医療制度やリハビリテーションの体制には、国際的にも優れている面があることを再認識しました。一方で、保険外リハビリが一般的な国々と比較すると、日本ではまだ「リハビリテーション難民」とされる方々に十分なサービスが届いていない現状もあるのではないかと思いました。
AViCとしても、そうした方々にリハビリの選択肢を届けていく重要性を改めて感じる機会となりました。